2011-01-01から1年間の記事一覧

2011年終わる

なにやらあっという間に2011年という年が終わろうとしている。今年は3月に地震や津波があり、原子力発電所が爆発しメルトダウンした。事故の対応を誤った菅政権は崩壊し、あとを受けた野田政権はなぜか増税やTPPを一生懸命にプッシュしようとしている。原発…

無答責の法理と国民の敵

3月11日の東北地方を襲った大震災と福島第一原発事故以降、日本という国はその本性を露骨に現し始めた。この311と呼ばれるようになった日は、明治維新や太平洋戦争の終戦と同じく、それまでこの国を司ってきた制度を根本的に覆えすスタートラインとなる。し…

日本政府は国内景気の動向には一切興味がない

景気が悪い。とことん悪い。 各種調査による景気動向指数を見ると、2000年以降緩やかに上昇しつつあった景気も2007年辺りを最後に下降し続け、現在は奈落の底とも言える落ち込みとなっている。実は、こうした大きな調査による景況判断の結果については簡単に…

タイタニックに乗るもの

はやいもので今年も後一月を残すのみとなった。今年は日本という国が未曾有の災害に襲われた年である。それにも関わらず、誰もがそう思うように、被害の収拾やそれ以前の旧既得権益層の払拭などを行うことが出来ずに、結局以前のフレームに戻ることを選んで…

終わりの終わり。その途中の出来事である裁判。

去年の10月に、このブログで小沢一郎は政治犯であるので有罪はあり得る、という記事を書いた。 小沢有罪はあり得る(2010年10月20日) その頃には既に、村木裁判などで地検特捜部による出鱈目な捜査や捏造された自白などが白日の下に晒され、小沢一郎の無罪は…

ニュースの深層9/13(火)古賀茂明氏出演

野田新代表は民主党の死に水を取れるのか

今日の午後、菅首相の退陣表明を受けて、民主党の新しい代表が選ばれた。結果は意外にも野田佳彦財務大臣で、はっきり言って財務相時代に特に目立った実績を残していない人である。この野田議員がどのような経緯で選ばれたのかという細かな話は他所に譲ると…

亀井静香劇場が開幕していますよ、っと。

6月2日に採決のあった内閣不信任案は、菅首相が辞めると約束したということで否決となったのだが、菅首相は辞める気配もないどころかますます首相続投に意欲を燃やしているようである。この裏事情には色々な憶測があるけれど、結局は人のいい鳩山前首相がま…

菅内閣不信任案が否決されるこれだけの屁理屈

最近はブログを怠けてTwitterでつぶやきを発するようになっているのだけれど、少々込み入った話はTwitterの140文字迄という限界に突き当たってしまう。というわけで久しぶりにブログを更新してみようと思う。野党自民党が菅内閣への不信任案をとうとう提出す…

Twitter

現在ブログの更新は滞っておりますが、Twitterではほぼ毎日呟いております。 http://twitter.com/#!/tony_shikaku

菅首相が突如会見した「浜岡原発停止要請」に感じる居心地の悪さ

昨日突如行われた首相会見で、菅首相は「中部電力に浜岡原発の停止を要請する」と発表した。 菅直人首相は6日、東海地震の想定震源域である静岡県御前崎市にある中部電力の浜岡原子力発電所について、定期検査中の3号機や稼働中の4、5号機も含めてすべて…

非常時に総理大臣を替える勇気。

あの震災から一月が過ぎた。 この一月は、震災の影響などなかった関西に住んでいる僕なども、厚く重い憂鬱な気分にどっぷりと浸かってしまっていた。地震や津波の被害にあった人々や場所をテレビ映像で視る。被災者の人々の今後はどうなるのだろう、そしてこ…

これからの「最悪」の話をしよう

海外にいる人から、日本の報道を見ていると安心するけれど海外メディアの報道を見ると心配になると言われる。日本メディアと海外メディアとの記事の内容が違い過ぎるからである。つまり、どちらかが嘘をついている。 「誠に残念ですが、日本は貧しい国になる…

福島第一原発 現状と今後とるべき対応策 (大前研一ライブ580)を紹介する

前回の大前研一氏の講演が反響があったので、最新の講演をもう一度紹介する。大前研一氏は元々日立製作所で原子炉開発の設計部にいたこともあり、今回の福島第一原発事故に関しての分析や説明がとても分かりやすい。一方で、性格的なこともあるのかも知れな…

バビロン崩壊

昨日3月23日、遂に東京都は浄水場1カ所の水道水で1キログラム当たり210ベクレルの放射性ヨウ素が検出されたと発表した。同時にこれは乳児の基準100ベクレルを超えているとして、飲用を控えるようにとアナウンスもされた。日本の一般向け基準値は300ベクレル…

福島第一原子力発電所事故、大前研一の見解

政治・経済評論家の大前研一は日立製作所で原子力発電所の設計部にいたという。そのせいか今回の原発事故に関しても含蓄のある意見を言っていると思う。何よりとても分かりやすいので紹介する。【3月19日収録】

広瀬隆氏による「福島原発事故とメディア報道のあり方」をみて

3月17日、ジャーナリストの広瀬隆氏が衛星テレビの朝日ニューススター「ニュースの深層」という番組に出演したのだが、その時広瀬氏が話した内容がネットの中で話題になっている。YouTubeへアップロードされた動画をここに貼り付けたのだが、いずれ削除され…

超巨大企業東京電力に屈服した総理官邸

3月11日(金曜日)に宮城県沖で起きた大地震は死者だけでも1万人になろうかという大災害に発展した。地震での直接被害もあるが大津波の被害が重なったことが被害規模を未曾有の大きさにした原因である。この災害は一般民家や工場施設を襲ったが、同時に福島県…

結局のところ、菅直人の末路は惨めなものとなるだろう

小沢一郎に近いとされる民主党衆議院議員16名が会派離脱届けを出して別会派を作ろうとし、松木謙公農林水産大臣政務官が民主党執行部の党運営に反発し辞任、そして前原外務大臣が外国籍を持つ人物から献金を受けたとして辞任、さらには政倫審議長の民主党土…

前原外務大臣、外国人からの寄附を認める

あまりに面白いのでつい動画を貼ってしまった。必見です。 前原外相、外国人から違法献金 政治資金規正法に抵触(MSN産経ニュース) 前原誠司外相は4日午後の参院予算委員会で、京都市内に住む外国籍の女性から献金を受けていたことを明らかにした。自民党の…

岡田幹事長への帰れコール(2/26)

前原外務大臣の政治団体による政治資金虚偽記載疑惑(3/1)

YouTubeには規制がかかっているようなのでこちらから御覧下さい。 前原外相側団体が記載不備=買ってない会社がパー券−「取り違えた」近く説明へ(時事通信) 前原誠司外相の関係政治団体「まえはら誠司東京後援会」の2009年分の政治資金収支報告書に、実…

ウォルフレン教授インタビュー(2/16)

ちょっと時間が取れないので気になった動画を貼っていきます。

中村哲治X平野貞夫の講演に行って感じたこと

*1 2月19日(土曜日)。奈良県立文化会館で民主党参議院議員中村哲治氏と小沢一郎の懐刀といわれる元参議院議員の平野貞夫氏がコラボした講演会があり、僕も参加してきた。僕の場合、参加したといっても椅子に座って聴いていただけなのだけれど、これから書く…

小沢一郎党員資格停止処分提案にみる民主党執行部の思考停止状態

本当はエジプトの市民蜂起とその後の軍のいかさまぶりを書こうと思ったのだが、民主党執行部が小沢一郎を党員資格停止処分にする提案を行うことを決定したというのでそれについての感想を書こうと思う。 小沢氏の党員資格停止を提案 民主役員会で決定 (MSN産…

日本国総理大臣菅直人は反社会性人格障害(=サイコパス)かもしれないと疑っている

与謝野馨という旧自民党政権で官房長官や財務大臣などを歴任し2008年には自民党代表選挙にまで出馬した政治家が、自民党を離党したかと思ったらどう考えても考え方のあわなそうな平沼赳夫が率いるたちあがれ日本という小政党の共同代表に収まり、それが何時…

時代の潮流は明らかに変化しつつある

風邪を引いて熱が出て熱が下がって暫くするとまた熱が出て、という繰り返しをこの十日ほど続けた。インフルエンザなどではなくただの風邪にすぎず、発熱といっても大それたものでもないというのに、やはりブログの更新は後回しになってしまう。しかしブログ…

「任せる政治」から「引き受ける政治」への変化の過程での混乱は政権交代のコストの一種である

民主党は12日に両院議員総会を、翌13日には党大会を開いた。そのどちらも大荒れの大会だった模様で、特に両院議員総会においての議員から執行部への質問や要求は非常に厳しい内容ばかりで、壇上の菅首相や岡田幹事長も正面から答えることは出来ず、はぐらか…

菅から前原へ。総理交代の許可が下りたのかもしれない

新聞を手に持ったまま新聞を探したりするようなことが日常茶飯事で、我ながらそそっかしくボンヤリとした性分であることが情けない限りなのだが、世の中には常にアンテナを張り巡らし微弱な信号の断片を捕らえて、そこから一つのストーリーを組み立てる才人…

あけましておめでとうございます

本年もどうぞ宜しくお願いします。トニー四角