2012-01-01から1年間の記事一覧

宴のあと

いよいよ今年も大晦日となった。激動の2012年と言いたいところだけれど、世界ではプーチンやオバマが再選され、日本では自民党が政権与党に返り咲くなど、揺り戻しの起こった一年だったとの感慨を持っている。大きな変化は数年前に起こったのだが、大きな振…

有権者の後ろ向きな投票行動が日本の未来を狭めてしまったこと

16日に投開票が行われた衆議院選挙の結果は何とも不思議なものだった。小選挙区制の特徴が現れたといったらそれまでだが、選挙区において43%の得票率でしかなく、比例区では27.6%の得票率に過ぎない自民党が294議席(約61.3%)を獲得するという結果である。…

投票前にチェックするべきこと

明後日の衆議院選挙は争点が隠されているので、一体どの党に投票したらよいのか分かり辛いという話をよく聞く。今回の衆議院選挙が今ひとつ盛り上がらないのはそうした分かり辛さがあるからだろう。実際に、自分の周りでは選挙に対する関心は決して低くはな…

期日前投票に行って考えたこと

市役所周辺に用があったので、そのついでにと期日前投票を済ませてきた。自分の住むローカル都市では市役所内の一室が期日前投票所となる。期日前投票所に着くと思っていたより多くの人出で賑わっていた。随分以前にも期日前投票をしたことがあるが、その時…

戦前という今

16日の衆議院選挙までもうすぐだ。なのに自分の周りでは無関心が多数を占めている。よくよく聞くと無関心ではなく、『どうしたら良いのかわからない』という声が多い。つまり、選挙に行ってもどこに投票したら良いのかわからない、という意味である。マスコ…

最大の敵は消費増税に反対しながら民・自・公に投票しようとする家畜化された愚民である

政治評論家の田中良紹氏がネット媒体であるThe Journalに極めて真っ当な記事を連載し続けている。昨日も更新されたのだが、政局だけではなく、今回の選挙の最も重要な視点についても述べておられたので紹介する。 大政局一歩手前の総選挙 (THE JOURNAL) (一…

結局二大政党制は目の前にある

近所のおばさんと挨拶する。いよいよ選挙ポスターの掲示板などが町内に建てられましたね、といった会話をする。するとおばさんは言うのである。 「今度の選挙には行くけれど、白紙で投票するわ。だって入れたいと思う政党なんてないんだもの」12月16日に投開…

日本未来の党の出現を歓迎する

週刊誌各誌の選挙予想を見ると「国民の生活が第一」の予想得票数が思っていたより低くて、やはりこんなものなのかと少々ガッカリとしていたのだけれど、今夕いきなり滋賀県の嘉田知事が新党『日本未来の党』の結成を表明し、ほどなくして『国民の生活が第一…

誰かが得をする選挙

12月16日に衆議院選挙の投票日が決まったようで、町中が何だか慌ただしい。町内を歩いてみれば目に付くのは自民党のポスターばかりで、2009年の時とは風景が全く違う。当時はあちらもこちらも、目に付くのは民主党のポスターばかりだった。ほんの3年程度経っ…