社会

日本未来の党の出現を歓迎する

週刊誌各誌の選挙予想を見ると「国民の生活が第一」の予想得票数が思っていたより低くて、やはりこんなものなのかと少々ガッカリとしていたのだけれど、今夕いきなり滋賀県の嘉田知事が新党『日本未来の党』の結成を表明し、ほどなくして『国民の生活が第一…

無答責の法理と国民の敵

3月11日の東北地方を襲った大震災と福島第一原発事故以降、日本という国はその本性を露骨に現し始めた。この311と呼ばれるようになった日は、明治維新や太平洋戦争の終戦と同じく、それまでこの国を司ってきた制度を根本的に覆えすスタートラインとなる。し…

日本政府は国内景気の動向には一切興味がない

景気が悪い。とことん悪い。 各種調査による景気動向指数を見ると、2000年以降緩やかに上昇しつつあった景気も2007年辺りを最後に下降し続け、現在は奈落の底とも言える落ち込みとなっている。実は、こうした大きな調査による景況判断の結果については簡単に…

タイタニックに乗るもの

はやいもので今年も後一月を残すのみとなった。今年は日本という国が未曾有の災害に襲われた年である。それにも関わらず、誰もがそう思うように、被害の収拾やそれ以前の旧既得権益層の払拭などを行うことが出来ずに、結局以前のフレームに戻ることを選んで…

終わりの終わり。その途中の出来事である裁判。

去年の10月に、このブログで小沢一郎は政治犯であるので有罪はあり得る、という記事を書いた。 小沢有罪はあり得る(2010年10月20日) その頃には既に、村木裁判などで地検特捜部による出鱈目な捜査や捏造された自白などが白日の下に晒され、小沢一郎の無罪は…

菅首相が突如会見した「浜岡原発停止要請」に感じる居心地の悪さ

昨日突如行われた首相会見で、菅首相は「中部電力に浜岡原発の停止を要請する」と発表した。 菅直人首相は6日、東海地震の想定震源域である静岡県御前崎市にある中部電力の浜岡原子力発電所について、定期検査中の3号機や稼働中の4、5号機も含めてすべて…

非常時に総理大臣を替える勇気。

あの震災から一月が過ぎた。 この一月は、震災の影響などなかった関西に住んでいる僕なども、厚く重い憂鬱な気分にどっぷりと浸かってしまっていた。地震や津波の被害にあった人々や場所をテレビ映像で視る。被災者の人々の今後はどうなるのだろう、そしてこ…

これからの「最悪」の話をしよう

海外にいる人から、日本の報道を見ていると安心するけれど海外メディアの報道を見ると心配になると言われる。日本メディアと海外メディアとの記事の内容が違い過ぎるからである。つまり、どちらかが嘘をついている。 「誠に残念ですが、日本は貧しい国になる…

福島第一原発 現状と今後とるべき対応策 (大前研一ライブ580)を紹介する

前回の大前研一氏の講演が反響があったので、最新の講演をもう一度紹介する。大前研一氏は元々日立製作所で原子炉開発の設計部にいたこともあり、今回の福島第一原発事故に関しての分析や説明がとても分かりやすい。一方で、性格的なこともあるのかも知れな…

バビロン崩壊

昨日3月23日、遂に東京都は浄水場1カ所の水道水で1キログラム当たり210ベクレルの放射性ヨウ素が検出されたと発表した。同時にこれは乳児の基準100ベクレルを超えているとして、飲用を控えるようにとアナウンスもされた。日本の一般向け基準値は300ベクレル…

福島第一原子力発電所事故、大前研一の見解

政治・経済評論家の大前研一は日立製作所で原子力発電所の設計部にいたという。そのせいか今回の原発事故に関しても含蓄のある意見を言っていると思う。何よりとても分かりやすいので紹介する。【3月19日収録】

広瀬隆氏による「福島原発事故とメディア報道のあり方」をみて

3月17日、ジャーナリストの広瀬隆氏が衛星テレビの朝日ニューススター「ニュースの深層」という番組に出演したのだが、その時広瀬氏が話した内容がネットの中で話題になっている。YouTubeへアップロードされた動画をここに貼り付けたのだが、いずれ削除され…

もういいかげん、日本はアメリカの従属国であると認識した方がいい

以前近所のブックオフに行って100円で買ってきた本の中に、デュラン・れい子という人の書いた「一度も植民地になったことがない日本(講談社+α親書)」という本があった。デュラン・れい子とは女性初のコピーライターとして博報堂で活躍後、スウェーデン人と…

本当の日本の本当の病巣は誰もが知っている

猛暑でどこにも出かける気力もなく、近所の大型スーパーとか映画館あたりに涼を求めていたお盆休みだった。以前は暑さに強い方だと思っていたのに、いつの間にかこの様である。我ながら情けなく無様である。そんなわけでお盆休みの最後に、アメリカとメキシ…

日本は内戦状態にある崩壊した社会であるという事実に愕然とする

連日暑い日が続いていて、とてもブログの更新をする気力がなかったのだけれど(何せあの菅政権だ)、先日少し気になる指摘があったのでここで取り上げてみようと思う。最初に結論を書くと、今の日本の社会はどうしようもなく歪(いびつ)なものになってしま…