速報 小沢幹事長不起訴と報道あり
- 「特捜部、小沢氏不起訴処分で最終検討」 News i-TBSの動画ニュースサイト
- 小沢氏、不起訴の方向 4億円不記載で検察検討 (asahi.com)
- 小沢氏処分、東京地検きょう最終判断 (YOMIURI ONLINE)
- 陸山会土地購入:小沢氏不起訴の方向で検討 東京地検 (毎日.jp)
- 産経、時事通信は朝8時の時点でこの件のニュースはなし。
所謂「関係者リーク」なのかどうかわからないが、小沢一郎は不起訴となるとの報道が相次いだ。不起訴であれば小沢一郎の勝利で東京地検特捜部は完敗である。そして多分僕の知る限り、東京地検特捜部に勝った政治家は小沢一郎が初めてだろう。
昨日から不確かな情報が幾つか乱れ飛んでいたのだけれど、その中には「公安が地検とマスコミのトップとの癒着の現場を確認した模様」というものがあり、これが本当なら面白いと思っていた(いまだ本当かどうかは不明)。ちなみに鳩山内閣での国家公安委員長は中井洽衆議院議員であり、彼は民社党から新進党、自由党、そして民主党といった政党遍歴を持つ小沢一郎側近の一人でもある。
そして昨日はキャンベル米国国務次官補が国会を訪れ小沢幹事長と会談をした。会談内容はどちら側からも正式に発表されていないのだが、この会談の結果が小沢不起訴に繋がったと見る向きも多い。
さて、ここで気をつけなければならないのは、小沢一郎が東京地検特捜部と何らかの取引をして不起訴を勝ち取った可能性がなきにしもあらずであり、今後地検トップの人事が国会承認制となるのか、また取調べの可視化法案が本当に通るのかどうか、気をつけてこれからの経緯を見守らねばならないと思う。これら法案をきちんと世に問うことなしに、小沢一郎と東京地検特捜部との裏取引の可能性を否定することは出来ないからである。
どちらにせよ、明日4日、東京地検特捜部は記者会見を開く予定である。そこで何らかの発表がされるまで、小沢不起訴に関しても予断を許さない。またこの記者会見は司法記者クラブにのみ出席が認められるクローズドな会見となる模様で、フリーランスの記者などは閉め出されるようだ。もし小沢一郎不起訴となれば、その功績の一旦は彼らフリーランスジャーナリストや週刊誌やネットメディアのようなクラブ外のジャーナリズムに寄ったところが大きい。記者クラブ側が東京地検特捜部に鋭い質問をすることは考えられないので、是非記者クラブでない記者たちの取材を認めて欲しいと思う。