誹謗中傷とネガティブキャンペーン

既に何度も書いてきたことだけれど、このブログは今年3月の小沢一郎公設第一秘書が逮捕されたことに憤りを感じ、どこにもぶつけようのない怒りの感情を書き記すために作ったブログである。だから多くの人に読まれることなど想定していないし、ネット広告を貼って小遣いを稼ごうという気もない。

そんな小さなブログだけれど、訪れる人は増加しつつある。検索エンジンに表示され立ち寄った人、他のブログで紹介されたのを見てきた人など、今年の春以降、政局が常に混乱状態にあったこともあると思うけれど、予想以上の人が来てくれることは有り難いことだと思う。

しかしながら、こんな弱小ブログにまで立ち寄って、根拠のない中傷コメントを残す人もいる。そのようなコメントに相手をしてもキリがないので相手はせず、しかし削除もせずそのまま放置してある。世の中には必ず対立する意見が存在する。根拠が薄弱であったり、お馬鹿コメントであっても、原則的に残し削除しない。なぜなら自分が自由に意見を言う為のバーターだろうと思うからである。

この考えが正しいのかどうかわからない。万一、よく言われるブログ炎上のような事態になっても、僕個人が特に困るわけではない。このブログははてなという会社の無料サービスを使っているので、炎上したところで何ら被害が及ぶものではない。アッケロケロケロのカーのカーだ。

自公政権は、この選挙終盤になって、ますます民主へのネガティブキャンペーンを激しく展開し始めた。民主を貶めるビラをまき、挙げ足をとるくだらないアニメを作り、演説をしても誹謗中傷ばかりである。自公支持者達がくだらないコメントをわざわざ残すわけだ。何せ本家本元の自公政治家自身が一生懸命誹謗中傷ネガティブキャンペーンに躍起になっているのだから。

僕は自民党はもう少しマシな選挙をするのだろうと思っていた。何せ麻生政権が出来たとき、すぐにでも選挙を行い国民の信を問う、と麻生首相自らが文藝春秋に署名入りで執筆寄稿していたのだ。(後に執筆は朝日新聞社記者が行ったと説明されている) 選挙を準備する期間は十分にあったはずだ。

与党が野党を誹謗中傷しながら選挙を戦うということ事態、姑息かつ卑怯なことである。何よりも野党にネガティブキャンペーンする前に、与党が野党を非難できるほど潔白であるのかと国民は疑いの目を持って見ている。もはやその目は怒りを通り越し憐憫の情さえ浮かんでいるほどだ。

期日前投票率は通常よりも約1.5倍増で、投票所には有権者が押し寄せているという。このまま投票日の8月30日が気候もよく晴れ渡れば、投票率も上がるに違いない。その結果与党側はますます不利になりそうである。

大方の予想通り、民主党が選挙に勝てば、その時はこのブログに寄せられた誹謗中傷を含むくだらないコメントを見ながら、一人祝杯をあげるつもりでいる。普段は不味い安い酒も、それらコメントが美味しく変えてくれることだろう。

僕は特に民主党を積極的に応援しているわけでもないのだが、日本の将来の為には政権交代は必要であると信じている。政治家や官僚が、一部企業と組み、報道関係者までも巻き込んで、国民から搾取を行ってきたこの国の実態に漸くストップがかかることはやはり何よりも嬉しい。