ニューズウイークも不可思議な論説を張り出した

小沢一郎を追い落としたかった人は日本人だと信じて疑いもしなかったのだが、どうやら海の向こうにもそのような考えに取り憑かれた人々がいるようである。

小沢一郎の辞任は民主党にとっていいことづくめ  (ニューズウィーク日本語版)

ニューズウィーク日本語版はかつては国際情勢について鋭い分析を持った記事を載せていたのだが、小泉政権が樹立されて以降、新自由主義を礼賛する論調に変更された。特に小泉政権に対しては露骨に尻尾を振ったポチぶりが印象深い。

そのニューズウィークのあからさまにバイアスのかかった上記記事を読むと、小沢一郎を何としても追い落としたかったのは(ニューズウィーク日本語版の司令塔である)アメリカなのではないかという気がしてくる。例の第七艦隊発言が引き金になったのかどうかはわからないが、小沢一郎アメリカ支配からの脱却を念頭に置いている政治家である。狙われたのは偶然なのだろうか。

僕の勝手な思いこみだろうとは思うけれど、僕の中ではこれで全ての辻褄が合うのである。黒幕は誰か。小泉竹中ラインで散々美味しい思いをした人たちがアメリカにいる。彼らは米国経済が崩壊した今、再び日本に目を向けている。中国からも資金は獲れるのだが日本人の方が従順なのである。

だから尚のこと一層、アメリカからの完全独立を目指す政治家に政権をとってほしく思う。